これから描くかも?『 ポップミュージックの方法 −音楽の基礎理論− 』の前説の草稿

この世の食べ物がすべて「カレー」であることと同様に、学校で教わることの出来る科目は

 

   全部「歴史」だ。

 

幼稚園~小学校〜中学校〜大学もなんもかも、社会はもとより算数も理科も外国語もその時代毎に信じられてた数式なり実験なり証明なり文法なり作曲なりの合理性の歴史を伝えてるってことで。よーは、炭水化物にちょっとした刺激を加える、そのバリエーションがカレーライスである様に、算数にしても、理科にしても、誰が?いつ?=時代と様式の枠内での考え方を伝えてるだけなので。

 

ここでは、一冊通して概ね『機能和声』について書いてみる。
   「機能」とは、個々の各部分が全体の中で担っている固有の役割
   「和声」とは、ひとりひとりが独立した流れでの声部進行を担う各者の集合
の、ことで。
よーは、ベートーベン(Ludwig van Beethoven 1770~1827年)で完成したと云われるアレである。
その前は、なんだったかとゆーと

 

   138億年前 ビックバン
   46億年前 原始大気(倍音)ウルフトーン
   紀元前600-300年頃 調律の発見(ピタゴラス音律&三分損益法)
   中世前期 「モノフォニー」
   中世中期~ルネサンス期 「ポリフォニー」
   15世紀 ドミソの発見
   18-19世紀 「ホモフォニー」

 

だいたいこんな感じで、いまだコンビニで聞こえてくる音楽の全部は「ホモフォニー」で、AIもそれを量産してくれている。
その「ホモフォニー」『機能和声』の完成は、同時期のパイオニア御両人との共軌関係にある。

 

   ベートーベン(Ludwig van Beethoven 1770~1827) 『機能和声』
   ・マルクス(Karl Heinrich Marx 1818〜1883) :史的唯物論
   ・モーガン(Lewis Henry Morgan 1818〜1881) :進化人類学

 

この、200年前に完成された音楽様式について、これから書いていく。ヨーロッパ側から見ての後付けとしてだが、時代と様式がハッキリしているので、各問いずれも正解と不正解がハッキリしているハズだ。よーするに、採点が可能となる。ところどころに小問を置いていくので、自分で解いて自分で採点してみてほしい。
たとえ不正解でも、そこに理由はあるハズで、総合的な評価基準もハッキリしている。基準は3つ

 

   ①「メソッド」があれば高得点 ← 音楽であるか否か
   ②「勘違い」していれば高得点 ← 新しさを自覚しているか否か
   ③「キビシさ」を持っていれば高得点 ← リスク抱えているか否か

 

正解と不正解がハッキリしてるのに、なんなんだ?って、ことだけど、両面価値ってのがありますので(例:ウェスタンムービーを作ったのはイタリア人で、マカロニを作ったのは支那人)そこは追々書いてみよー